歌劇団と同じグループ企業の阪急交通社による観劇ツアーです。
宝塚大劇場、東京劇場、地方公演、そして「貸切公演」もあります。
日帰りから素敵なホテルの宿泊プランまで。

2008年06月07日

天海祐希さんの距離感と湿度感

天海祐希さんの主演ドラマ「Around40〜注文の多いオンナたち」が、好調のようです。今クールにおいて、『CHANGE』や『ごくせん』といった、放映前からの話題性や期待感が高く、放映が開始されると予想にたがわず平均視聴率が20%以上をキープしているドラマは突出しているのでさておき、天海さんの「Around40〜注文の多いオンナたち」も、平均視聴率14%以上と、充分「ヒットドラマ」と言っても良い成績を上げています。

このドラマは、タイトル通り40歳前後の女性を主人公にしている訳ですが、
その「注文〜悩み〜」については、ドラマの主人公たちの人生の「固有の独自の問題」と言うよりも、この世代層の女性たちが抱えているであろう「一般的な人生や心の問題」・・・として捉えて、さらっと表現しているところが、良いのかもしれません。

やや問題への突きつめ方が淡白に感じる脚本ですが(個人的にコッテリ濃厚・濃密な人間関係・家族関係を描く韓ドラを見すぎているためかもしれません。)、土日を控えた金曜日の夜にゆったりとした気分で見るのには、そのくらいが丁度良いのかもしれませんね。軽妙なドラマ展開で。

数字(年齢)が付いた女性が主役のヒットドラマは、
これまでにも多数ありましたが、だんだんと年齢が上がってきているような。

たとえば。

『ヴァンサンカン・結婚』(1991年)  ヴァンサンカン=25

『29歳のクリスマス』(1994年)

『お水の花道〜女30歳ガケップチ』(1999年)

「Around40〜注文の多いオンナたち」(2008年)

ところで先日、1993〜1995年頃の天海祐希さんの宝塚歌劇団時代の映像を観ました。あくまで個人的な感慨として、基本的には、表情とか演技スタイルとか醸し出す雰囲気とか、現在の芝居の演技と共通するものを感じました。強引強烈な「押し」を感じないけど圧倒的な存在感。

特に、共演者との距離、あるいは観客(視聴者)との距離の取り方は、
宝塚の頃と同じに感じました。スープが冷めてしまうような、でも冷めたってきっと美味しいと思わせてくれるような。そんな独特な距離感。湿度感。
 
【トレンド】『Around40〜注文の多いオンナたち』に見る、年齢とドラマタイトルの関係
6月7日10時0分配信 nikkei TRENDYnet
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080607-00000018-nkbp_tren-ent

2008年06月06日

宙組「雨に唄えば」には何トン雨が降るのでしょう。

大阪の梅田あたり(阪急村)のあちらこちらには、現在宝塚大劇場で公演中の花組『愛と死のアラビア』のポスターと共に、次回公演を行う、星組『THE SCARLET PIMPERNEL』(6/20〜8/4)の超特大ポスターがデカデカと貼ってある訳ですが、丁度その時期と同じくして梅田芸術劇場では、宙組『雨に唄えば』が公演されます(7/5〜7/21)。

『雨に唄えば』(Singin' in the Rain)と言えば、
ハリウッド・ミュージカル映画の古典/名作。

1952年製作。主演はフレッド・アステアと双璧をなす人気とステータスを得た、ダンサー/ミュージカル俳優のジーン・ケリー。作中最大の見せ場は、なんと言っても雨の中のダンス(タップ)シーンでしょう。「あいむ・しんぎん・いんざ・れい〜ん」(英語が下手な私が歌うとこんな感じになります。笑)の劇中歌はあまりにも有名で、現代のドラマなどにおいても、雨のシーンで使用される事がありますよね。

映画において、ジーン・ケリーは監督も務めています。また1949年には、同じ主要スタッフによって『On the Town』というミュージカルが映画化されているのですが、フランク・シナトラが出演しており、楽曲を、クラシック音楽の指揮者として知られるレナード・バーンスタインが担当しているなど、豪華な布陣です。なおこの映画の邦題は『踊る大紐育』です。


さて。『雨に唄えば』は、宝塚歌劇団においては、
2003年の星組公演(安蘭けいさん、陽月華さん、)以来、5年ぶりの再演。

この時の公演には、大和悠河さんも特別出演していました。

大和悠河さん(ドン・ロックウッド )
蘭寿とむさん(コズモ・ブラウン)
北翔海莉さん(リナ・ラモント)
花影アリスさん(キャシー・セルダン)

サイレントからトーキーへと映り変わり行くアメリカ映画界を舞台とした物語で、サイレント映画のスターになった男女コンビ(ドン&リナ)が、ドンの親友コスモを巻き込んで、トーキー映画でもヒットさせようと試行錯誤。問題は、リナの声が悪声である事なのですが、はてさて困ったどうしよう?そうだ、あの娘(舞台女優のキャシー)の力を借りてミュージカル仕立てにしようぜ!・・・・といった展開。

映画やミュージカルの華やかさ・楽しさと、恋愛ロマンスの明るさが楽しめる、明快な娯楽作品だと思います。例の「雨の中のダンスシーン」には、雨を降らす演出も予定されているそうです。何トン降らすのかな?その場合、メイクや髪型はどうなるのかな?舞台の床も濡れるし大変ぽいですね。それと、前の方のお客さんにもちょっぴりかかったりするのなら、リアルな演出。

大和悠河さん)
「雨に打たれながら歌えることを、楽しみにしております。内面のモノを大切に演じたい」

梅雨真っ只中の時期に『雨に唄えば』。でも「鬱陶しくはない雨」という事で。

宝塚が5年ぶり「雨に唄えば」再演
6月6日9時58分配信 デイリースポーツ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000020-dal-ent

 

2008年06月01日

宝塚歌劇団のマイナーチェンジ 2009

宝塚歌劇団の大劇場における年間公演数・席種区分・座席料金の
見直しが、阪急電鉄株式会社と宝塚歌劇団の連名によって、
5/30に発表されました。

ニュースリリース(PDFファイル)

※宝塚歌劇団は、阪急電鉄株式会社の「創遊事業本部」に属しています。
歌劇団生は、阪急電鉄社員とみなされます。


【 年間公演数 】

宝塚大劇場、東京宝塚劇場の現行公演数、年8回を、
2009年1月の公演より、それぞれ年10回に増数。
これによって、5つの全ての組が、
宝塚・東京で、それぞれ年に2回ずつ興行する事となります。


【 料金体系・席種区分の見直し 】

・2009年1月の公演より、SS席で1,000円・S席で500円の値上げ。
(A・B・当日B席は、現行通り。)

・「宝塚友の会」の会員向け先行販売の場合、500円OFF(SS席を除く)

・宝塚大劇場のB席区分の拡大。

・宝塚大劇場の座席を全面入替(2009年1月より新装)


料金改定は、まあ・・・劇団運営はビジネスなので、色々と事情があるのかと。割引制度や劇場内装等において、明らかに(サービス向上・観客に還元)している部分もあります。

大劇場の公演数が増加する事は、オーディエンス側にとっては喜ばしい訳ですが、(全国ツアーは増えるのでしょうか?)しかし劇団側にとっては、スタッフの増員が必要かもしれません。作品の創作・質の維持・向上も今まで以上に大変でしょう。<伝統と革新>の調和が取れた劇団運営を。

ジェンヌについては、劇団内での拘束時間が必然的に増えます。大劇場公演があり、全国ツアーあり、劇団関連のイベント出演あり等々・・・と大忙しで、ちょっと大相撲の場合になぞらえてみたりもする訳ですが、よりベターな「仕事環境」を確保出来れば良いですね。体調管理やモチベーション維持はポイントかと思います。

なお、記念すべき95周年の第一弾公演に『太王四神記』を選んだ事は、
新しい実験・チャレンジ(そして賭け)ではないかと感じます。
本家の韓国にも先駆けて「世界初の舞台化」なのだそうです。