2008年09月16日

グレートギャツビーから脱線するの巻(2)

前回の記事では、【グレート・ギャツビー】よりも【華麗なるギャツビー】のほうが、雰囲気あるのになあ、という、タイトルについて、どうでも良い独断的偏見について綴ってみた訳ですが、更にくどくどと書いてみますと。

フィッツジェラルドの小説としては、日本で最も高名かつ人気が高いこの小説は(私もこの作家の作品は幾つか読んだ記憶がありますが、ギャツビー以外は忘却してしまいました)、英語本や翻訳本が新旧取り混ぜて複数出版されているようです。そして現在でも、「華麗なる・・・」のタイトルで刊行されている本もあります。あ、過去には『偉大なギャツビー』と言うタイトルの翻訳本も出ているようです。直訳すぎ。ちっ(怒った顔)





【The Great Gatsby】を【華麗なるギャツビー】と訳したのは、私は大成功だったと思うのですが、【グレート・ギャツビー】がぐ〜っと幅を利かす大きな要因となったのは、村上春樹さんの翻訳本ではないかと思います。





村上さんは、アメリカ文学に影響を強く受けている作家(高校生くらいの頃から英語のペーパーブックを読んでいたそうです。)で、フィッツジェラルドに対しても深い思い入れがあるようです。翻訳を担当するに当たっては、より原作に忠実な日本語変換を心がけ、今までの解釈・言葉遣い・空気感を一新したいと意図したことでしょう。そこで翻訳タイトルも、「華麗なる・・・」では、今までの翻訳イメージが払拭出来ないので「原題のまま」にしたかったではないかと思います。

ちなみに村上さんは、J・D・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を近年翻訳していますが、「ライ麦畑・・・」は、野崎孝さんの翻訳タイトルであり(前述の「偉大なギャツビー」と訳した人です。)、この野崎孝さんの翻訳が、最も日本で読まれて知られていますが、村上さんは【The Catcher in the Rye キャッチャー・イン・ザ・ライ】という、原題通りのタイトルで出版しました。村上春樹さんは「こだわる人」のようです。

今般の月組公演のムックが発売されるようです。
【予約】 宝塚ムック ル・サンク特別編集 グレート・ギャツビー(月組・日生劇場)


それにしても、映画でもドラマでも小説でも歌の歌詞でも、翻訳って重要な意味を持っていると思います。深いですよ。



【グレート・ギャツビー】は、アメリカ文学作品の中でも、世界的によく知られている作品のひとつですが、来年雪組は、東京時別公演として、あのドストエフスキーの【カラマーゾフの兄弟】を公演するのですね。これまた、世界的にもの凄く良く知られている文芸作品ですね。色々な意味で難しそう。



ピンクフロイド(Pink Floyd) という、結成してかれこれ40年経つイギリスのロックバンドがありまして、もし今、ワールドツアーを行ったとしたら、おそらく百数十万人規模の観客を動員出来ると推測される、とてつもないモンスターバンドなのですが、メンバーの1人のリチャード・ライト氏が15日に逝去したそうです。私もよく聴いたバンドなので寂しく感じます。ご冥福をお祈りします。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080916-00000000-vari-ent
 
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