そこで、毎年かなりの数のジェンヌが退団していきます。もちろんそれは、サラリーマンの肩たたきのように、あるいは、トコロテンのように押し出されて辞めていくのではなく、その個人ごとに諸般の事情や「思うところ」があって退団していきます。ちなみに「卒業」といった表現はあまり使われませんよね。
さて、退団後の進路については、その大半は、なんらかの形で芸能・エンタメ・アート界に携わる活動を行っているのではないかと思います。そうしますと、この種の世界のあらゆるフィールドにおいて元ジェンヌが活躍している事になります。いやもうそれは、凄い人数です。たとえば、八千草薫さんから彩乃かなみさんに至るまで、第一線で活躍している方があまた存在します。
で、だからなに??
と、北極の氷並みにクールな突っ込みが入りそうですが(汗)、いや凄いよなあ、と思うのですよ。あくまで妄想として考えると、派閥的には、国内芸能・エンタメ・アート界における「最大勢力」ですぜ、ダンナ(だ、ダンナって・・・)。そりゃまあ、元ジェンヌだからと言って、みんな一枚岩かというと、そんな事は無いと思いますが、そういった細かい話は抜きにしてですねえ・・・
・・・・・・・妄想終了。
三矢直生(三ッ矢直生)さんという元ジェンヌがいます。
宝塚音楽学校を首席合格。67期生。同期には、 黒木瞳さん、真矢みきさん、涼風真世さん、※夏草かをりさん。芸名は、毛利元就の三本の矢の話にちなんでいるのだそうです。男役として活躍し1990年花組「ベルサイユのばら」(ジェローデル役)の公演を最後に退団してます。
歌に専門的に取り組みたかったそうです。そして大検を突破し1996年には、東京藝術大学音楽学部声楽科へ入学しています。ジェンヌ初の快挙だったそうです。その後は結婚・出産を経験しつつ、声楽家としてコンサートをベースに展開。テレビ出演は、退団直後の頃は割とあったようですが、大学で声楽を修めた後は、よりステージ活動へシフト。クラシック仕込みの歌にプラスして、タカラヅカ仕込みのダンスもOK。エンタティナーですねえ。
母子で楽しめるようなコンサートを、これまでにも多数開催しているのだそうです。また2005年にはCD「GLORY OF LOVE」をリリース。このCDには、黒木瞳さんの作詞歌「秋霖の景色」も収録されているそうです。
現在は、聖徳大学大学院と共に、宝塚歌劇団の音楽講師も務めています。所属事務所は東宝芸能。努力の人でもあるのでしょうが、一種の才人に感じます。
私は三矢直生さんの事をよくは知りませんでした。そこでですが、冒頭の妄想(笑)に戻ると、元ジェンヌには素敵な才人が多数いるのだな、と思ったのでした。
※地元の同級生(但し喋ったことは一度もありません。つまり本当に単なる同級生。)が、宝塚へ入学した事実は知っていたのですが、最近どうやら夏草かをりさんではないか・・・と判明してまいりました。ちなみに夏草かをりさんは、1983年に退団しているようです。




