星組公演「スカーレット ピンパーネル」は、同名のブロードウエイ・ミュージカル(1997年〜)を、宝塚歌劇としてアレンジした舞台です。同作品は、バロネス・オルツィの原作「紅はこべ」を下敷きに製作されているのですが、1900年代初頭にイギリスで発表・舞台化された「紅はこべ」は、当時より大人気を博し、その後、書籍化や映画・テレビドラマ化がなされており、欧米では人気が高いシリーズ・プログラムのようです。
宝塚歌劇団においても「紅はこべ」は、柴田侑宏氏の脚本・演出で、
これまで2度公演されています。ご存知の方も多いかと思います。
1979年花組(松あきらさん、北原千琴さん、杜けあきさん他)
1995年花組(真矢みきさん、純名里沙さん、愛華みれさん他)※全国ツアー
宝塚歌劇にとっても「紅はこべ」(スカーレット ピンパーネル)の世界は、馴染みが深いのですね。
フランス革命(1789年)が成し遂げられた直後のフランスとイングランドが舞台。王妃マリー・アントワネットをはじめ多くの貴族や聖職者・上流階級の人たちが処刑された、ロベスピエール率いる革命政府の粛清の嵐が吹き荒れていた頃のお話。なんと!ロベスピエール自身も後に処刑されてしまう、とんでもなく混乱・混沌としていた時代の物語です。
紅はこべ(スカーレット ピンパーネル)の紋章がシンボルの、無実の貴族達を救う秘密組織の首謀者的存在、イギリス貴族のパーシー・ブレイクニー
(安蘭けいさん)。
パーシーと結婚する、フランス女優にして実は、革命運動に参加していたマルグリット
(遠野あすか さん)。
マルグリットとはかつて革命の同士であり、恋人でもあったショーヴラン
(柚希礼音さん)。
この3名をメインとした、正義と愛と陰謀とが渦巻くスリルとサスペンス満点の物語に仕上がっているようです。
★スカーレット ピンパーネル(THE SCARLET PIMPERNEL)公式サイト
革命とは「破壊と創造」。人間の生死・理想をかけたエネルギー&アドレナリン大爆発のドラマが展開され、歴史的に見ると、喜びを手に入れる人もいれば、翻弄・淘汰され滅び去っていく人もいます。美学もあれば醜悪もあります。非情で残酷なエピソードには事欠きません。だからこそ、後世の私たちは様々な思いを馳せ、そして表現者たちの創作のイマジネーションを刺激するのでしょう。
ちなみに「フランス革命」と言えば、ご存知のように「ベルばら」と同じ時代になります。今般の「スカーレット ピンパーネル」は、5月17日からスタートする雪組、花組、星組による全国ツアー公演「ベルサイユのばら 外伝3部作」と連動した公演企画であると言えるのかもしれません。
・5月17日〜6月15日 雪組「外伝 ベルサイユのばら−ジェローデル編」
・9月20日〜10月17日 花組「外伝 ベルサイユのばら−アラン編」
・11月8日〜12月7日 星組「外伝 ベルサイユのばら−ベルナール編」
また今年は、日仏修好通商条約締結150周年を迎え、日仏交流150周年の記念したイベント等が開催されています。2008年度の宝塚歌劇団公演にフランスを舞台にした物語が目立つのは、こういった事とも関係しているのかもしれませんね。
★音楽担当者のアメリカ人作曲家のフランク・ワイルドホーンさんが来日し、9日に稽古場を訪れ(稽古初日でした)、安蘭けいさん、遠野あすかさん、柚希礼音さんら星組の面々と対面。歌稽古を聴き、素敵な歌声に感動したとコメント。ワイルドホーンさんは以前、2006年宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」の音楽を担当しています。ヒゲを蓄えたなかなかの巨漢の男性です。
安蘭けいさん
「以前からワイルドホーンさんの作品が好きだったので、実際に歌わせていただけて光栄です」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080510-00000002-dal-ent
ワイルドホーン氏ジェンヌの美声に感動
2008年5月10日9時35分配信 デイリースポーツ
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2008年05月10日
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