2009年07月07日

七夕の日、瀬奈じゅんさん退団会見の巻

宝塚歌劇団 月組 主演男役 瀬奈じゅんさんの退団会見が、
七夕の日の本日、行われました。
 
場所は、大阪梅田のホテル阪急インターナショナル。
歌劇団やOGジェンヌの公演がよく行われる、
梅田芸術劇場(シアタードラマシティ)に連なる建物にあるホテルです。
 
思いっきり余談ですが、ホテル地階にある「かつくら」のかつ丼が、
私は大好きです。
 
さて、彦星様の心境はいかに。るんるん
 
 
瀬奈じゅんさんの描く退団イメージカラーは白だそうで、
光沢のある白のパンツスーツに紫色のロングスカーフを。
 
昨年9月公演「グレートギャツビー」の頃、
退団を決意したとの事。
 
「トップになってから毎日が、忙しい幸せを感じて、楽しい日々です。
そんな充実しているときに、やりきりたいと思いました」
 
「12月27日で卒業させていただくことになりました。
いままで出会ったすべてのみなさまに感謝いたします。
最後まで男役を全うして、いい舞台を作っていきたいと思います」

 
宝塚月組トップスター、瀬奈じゅんが退団会見
7月7日14時51分配信 サンケイスポーツ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090707-00000511-sanspo-ent
 
 
なお、組子のみなさんには、
稽古の最終日だった5日に退団の話をしたそうです。
でも、雰囲気的には、前々から感じ取ってたでしょうね。
次期トップには、内々にその通達や打診があったかもしれません。



歌劇団側としても「次の段取り」があるでしょうから、
退団の打診をしてから、実際の退団日までには、
随分と時間を要するのですね。

瀬奈さんの場合、
退団の思いを胸に秘めてから、退団の日までに、
1年数ヶ月の日数を要する事になりました。

この間における、モチベーションやテンションの向上・維持は、
たいへんなものがあるのでは。
あるいは、ゴールが見えているから突っ走れるのか。
 
画像で見る彼女の顔は、穏やかでした。



思い出に残る作品として、瀬奈さんは、
「グレート・ギャツビー」と「エリザベート」を挙げています。
 
特に「エリザベート」については、
 
花組時代にルイジ・ルキーニ
月組時代にエリザーベート、トート
 
・・・と、エリザベートの主要3役(大役です)すべてを経験しており、
深く心に残る作品になったのでしょう。
 
しかも、女王様から狂言回し(トリックスター)、帝王までと、
男役・娘役の双方、大きく異なるキャラクターをこなしています。
瀬奈じゅんさんのジェンヌとしての、
稀有なポテンシャルの高さを示していると思います。ぴかぴか(新しい)

2008年11月08日

瀬奈じゅんさんと和モノ/エリザベートのチケットを取りました

月組【夢の浮橋/Apasionado】の公演が始まりました。夢の浮橋は、言わずと知れた(と書きつつ私は実は未読。大汗)源氏物語の最終章「宇治十帖」をタカラヅカ流に舞台化したものです。

萬あきらさん演じる光源氏亡き後のお話がメイン。瀬奈じゅんさんは、薄味のシュッとした顔なので、日本の時代劇・貴族劇に合わせたメークや衣装が映えるのではないかと思います。

脚本と演出を手掛けている大野拓史さんは、初の大劇場演出となるそうです。夢の浮橋では、羽桜しずくさんが主演娘役のポジションだと思うのですが、主演娘役が固定されていない状態での演出は、もしかしたら工夫する事柄が色々とあるのかもしれませんね。

【夢の浮橋/Apasionado】特設サイト

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081107-00000628-san-ent



【エリザベート】の大阪公演のチケットが、本日より本格的に発売になりました。そこで、チケットをゲットしよう!という事になりました。電話で購入することも考えたのですが、一緒に行く友人が店頭に買いに行くと言いましたので任せる事にしました。

友人が行ったのは、大阪梅田の地下街にあるチケットぴあです。友人のレポートによると、友人は、売り出し開始時間の10分前に店頭に到着したそうですが、もう既に100名くらいの人が並んで待っていたそうです。原宿H&Mのオープン待ちの人数とは比較にはなりませんが、既に半月以上前から先行予約が始まっている事や電話予約が可能な事を思うと、結構な人数が並んでいたのだな、と思います。

今般のエリザベートは、涼風真世さん&朝海ひかるさんと山口祐一郎さん&武田真治さんのダブルキャストになっていて、公演ごとに配役が変動しています。私達が観たいと思っていたのは、「涼風真世さん&武田真治さんのペア」でした。しかしキャストのスケジュール表を見てみると、案外、この組み合わせによる公演数が少ないんですよね。

それはともかく、時間が経過しようやく友人の番になりチケットを買うこととなった訳ですが、一番安いB席を指定したところ、既にB席はソールドアウトだったそうです。B席だったら空いているだろうと思ったのですが、人気ありますねえ。

ちょっと考えてみたのですが、リピーターが結構多いのではないかと。つまり、良い席(S席)で一度観劇した方が、2度、3度と観る場合、B席を購入する事があって、その影響もあるのかな、と思いました。

えっと、B席が無かったものですから友人はA席を購入しました。どのあたりかはまだ聞いておりませんが、ふたり連席ではなくて、同列で何席か離れた席しか買えなかったそうです。と言う事は、おひとりで観劇する方も多いという事ですよね。来年新春の公演でまだまだ先ですが、楽しみにしていたいと思います。

【エリザベート】は、現在は東京帝国劇場で公演中ですね。そう言えばこの舞台も小池修一郎さんが演出しています。いまや「東宝・タカラヅカ系の大舞台と言えば小池修一郎さん」みたいな感じになってきましたね。

2008年09月16日

グレートギャツビーから脱線するの巻(2)

前回の記事では、【グレート・ギャツビー】よりも【華麗なるギャツビー】のほうが、雰囲気あるのになあ、という、タイトルについて、どうでも良い独断的偏見について綴ってみた訳ですが、更にくどくどと書いてみますと。

フィッツジェラルドの小説としては、日本で最も高名かつ人気が高いこの小説は(私もこの作家の作品は幾つか読んだ記憶がありますが、ギャツビー以外は忘却してしまいました)、英語本や翻訳本が新旧取り混ぜて複数出版されているようです。そして現在でも、「華麗なる・・・」のタイトルで刊行されている本もあります。あ、過去には『偉大なギャツビー』と言うタイトルの翻訳本も出ているようです。直訳すぎ。ちっ(怒った顔)





【The Great Gatsby】を【華麗なるギャツビー】と訳したのは、私は大成功だったと思うのですが、【グレート・ギャツビー】がぐ〜っと幅を利かす大きな要因となったのは、村上春樹さんの翻訳本ではないかと思います。





村上さんは、アメリカ文学に影響を強く受けている作家(高校生くらいの頃から英語のペーパーブックを読んでいたそうです。)で、フィッツジェラルドに対しても深い思い入れがあるようです。翻訳を担当するに当たっては、より原作に忠実な日本語変換を心がけ、今までの解釈・言葉遣い・空気感を一新したいと意図したことでしょう。そこで翻訳タイトルも、「華麗なる・・・」では、今までの翻訳イメージが払拭出来ないので「原題のまま」にしたかったではないかと思います。

ちなみに村上さんは、J・D・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を近年翻訳していますが、「ライ麦畑・・・」は、野崎孝さんの翻訳タイトルであり(前述の「偉大なギャツビー」と訳した人です。)、この野崎孝さんの翻訳が、最も日本で読まれて知られていますが、村上さんは【The Catcher in the Rye キャッチャー・イン・ザ・ライ】という、原題通りのタイトルで出版しました。村上春樹さんは「こだわる人」のようです。

今般の月組公演のムックが発売されるようです。
【予約】 宝塚ムック ル・サンク特別編集 グレート・ギャツビー(月組・日生劇場)


それにしても、映画でもドラマでも小説でも歌の歌詞でも、翻訳って重要な意味を持っていると思います。深いですよ。



【グレート・ギャツビー】は、アメリカ文学作品の中でも、世界的によく知られている作品のひとつですが、来年雪組は、東京時別公演として、あのドストエフスキーの【カラマーゾフの兄弟】を公演するのですね。これまた、世界的にもの凄く良く知られている文芸作品ですね。色々な意味で難しそう。



ピンクフロイド(Pink Floyd) という、結成してかれこれ40年経つイギリスのロックバンドがありまして、もし今、ワールドツアーを行ったとしたら、おそらく百数十万人規模の観客を動員出来ると推測される、とてつもないモンスターバンドなのですが、メンバーの1人のリチャード・ライト氏が15日に逝去したそうです。私もよく聴いたバンドなので寂しく感じます。ご冥福をお祈りします。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080916-00000000-vari-ent
 

2008年09月13日

グレート・ギャツビーから脱線するの巻

月組【グレート・ギャツビー】が、ただいま日生劇場で上演されていますね。同作は宝塚歌劇団においては、過去には1991年(宝塚・東京)と1992年(中日)に雪組が公演しています。雪組公演の時には『華麗なるギャツビー』のタイトルでした。

ところでこのミュージカルタイトルについてなのですが・・・いや、と言うか、F・スコット・フィッツジェラルドの小説の邦題についてなのですが、以前は『華麗なるギャツビー』の邦題が圧倒的に多かったと思います。

私が学生時代にこの小説を読んだ時も、その文庫本のタイトルは『華麗なるギャツビー』でしたし、1974年に、主演ロバートレッドフォード、監督ジャック・クレイトン、脚本フランシス・フォードコッポラで制作されて、アカデミー賞の衣装デザイン賞を獲得した映画も、邦題は『華麗なるギャツビー』でした。

確かにフィッツジェラルドの原題は 【The Great Gatsby】ですので、「グレート・ギャツビー」で大正解。なんら問題はありません。でもですね、「華麗なる・・・」としたほうが、どこかしら作品の世界観・イメージを表わしていて雰囲気があるような気がするのです。私は。

そうですね・・・

いつごろからか、日本で公開される外国の映画やドラマなどの作品の邦題は、原題そのままのケースが増えてきましたよね。原題のカタカナ書きが増えてきました。英語を理解出来る人が増えたから??

海外の配給元や製作者サイドの強い意向が働いているケースが多いのは間違いないと思います。また、日本サイドが外国語タイトルのままの方が良いと考える場合もあるのでしょう。上手くいく場合もあるし、なんだかタイトルから意味が全く伝わってこない場合もありますね。

もちろん、ちょちょいと日本サイドでアレンジしたタイトルでも、成功する場合もあれば失敗する場合もあるでしょう。センスが問われます。

例えば、今春公開された【ライラの冒険 黄金の羅針盤】という、ニコール・キッドマン出演の映画がありましたが、フィリップ・プルマンの小説の原題は「His Dark Materials」。さらに映画の英語タイトルは「The Golden Compass」でした。原作小説をあらかじめ知っているならまだしも、日本公開タイトルが「His Dark Materials」や「The Golden Compass」では、どんな映画か想像が付きません。やはり【ライラの冒険】の方が、イマジネーションが広がりますよね。

また例えば、【冬のソナタ】の原題直訳は「冬の恋歌」で、【宮廷女官チャングムの誓い】の原題は「大長今」です。邦題のほうが、私たち日本人にはしっくりくるかと思います。ちなみに「大長今」とは「偉大なるチャングム」と言う意味になります。「グレートギャツビー」と同じニュアンスでしょうか。

さらに例えば。公開中の映画【ハンコック】の原題は『HANCOCK』で、まるっきりそのまんま。主人公の名前ハンコックにちなんでいるのですが、タイトルからは、どんな映画なのか、全く察する事が出来ません。ウィル・スミスに関心が無い私は、初めてタイトルを聞いた時、ハービー・ハンコック(ジャズミュージシャン)に関係した作品かと思ってしまいました。

いま、ふと思い浮かんだ事。

昨今では、インターネットなどで私たちは膨大な情報を収集する事が可能です。マニアックな情報を収集することも可能です。その気になれば迅速に行う事が出来ます。それは映画情報しかりです。となると、現代よりもウンと流通する情報量が少なかった昔の時代みたく、映画タイトルに情報を詰め込まなくても良いのかもしれません。

また、あらゆるマスメディアを利用して、様々な手法で映画のプロモーション(PR。広告宣伝)を行う事が可能です。そのPRを見聞した場合、サスペンスなのか、コメディなのか、とか、どんな俳優が出演しているのか、とか、あらすじとか、その映画作品に関する色々な基礎データを知る事となります。

つまり「どんな映画なのか」といったイメージを、わかりやすくタイトルで表現しなくても良い・・・と言う事になりますよねぇ。


えっと、【グレート・ギャツビー】のお話でしたね。脱線いたしました。

(つづく。たぶん。) 
 

2008年09月02日

源氏物語とあさきゆめみし

月組が11月から公演を開始する【源氏物語千年紀頌『夢の浮橋』】は、源氏物語の最終章である「宇治十帖」を舞台化するものです。和モノですね。源氏物語が誕生して千年になるそうで、それを記念した企画ですよね。そう言えば、OSK日本歌劇団も去る7月に「宇治十帖」を題材としたレビュー「源氏千年夢絵巻 輪舞曲(ロンド)薫と浮舟」を上演しました。題材がダブってますね。たまたまでしょうか。それとも「宇治十帖」に何か深い意味があるのか。とにかくあれですね、OSKの公演をご覧になった方は、見比べてみるのも色々と発見があって楽しいかもしれませんね。なお、脚本・演出の大野拓史さんは、本作が大劇場デビュー作との事です。



と言う訳で、今年は源氏物語にちなんだイベントやエンタメが色々と企画されたようですが、2001年に公開された映画「千年の恋 ひかる源氏物語」からもう「千年」と謳っていましたね。ちなみにこの映画では、天海祐希さんが光源氏を務めました。

宝塚歌劇団で源氏物語と言いますと「あさきゆめみし」。
2000年に花組の愛華みれさんが、そして2007年7月には、
同じく花組の春野寿美礼さんが光源氏を務めました。




「あさきゆめみし」は、多くの方たちがご存知の通り、大和和紀さんの少女漫画が原作です。そしてこの原作漫画が、2009年1月よりアニメーションとしてテレビ放映連載されることが確定しています。花組が舞台化した以外では、「外部バージョン」としては史上初となります。そんな訳でテレビアニメ番組「あさきゆめみし」は、期待が高まっているようです。


 
実は「源氏物語」は、ちゃんと読もうと思いつつ、ついに未だにしっかり最後まで読破した経験が一度も無い、世界的に超有名な物語のうちのひとつです。なんとなくは読んでいるのですが、前半くらいまででしょうか、途中で挫折と言うか放棄と言うのか、とにかく読破しておりません。いやあ、本との出会いと言うものは恋愛と同じでタイミングが大事と言いますか、なんかすれ違ってしまう事もあるんですよね(言い訳は以下省略もうやだ〜(悲しい顔))。ですので「宇治十帖」がどんな内容なのも結構意味不明です。OSKもタカラヅカも公演を行う事から考えると、とても大切な章なのでしょうね。物語の中では時が流れて世代交代が進んでいて、光源氏はもうこの世には居ないんですよね??(間違っていたら恥ずかしいです)。世界最古にして最高峰の恋愛小説とも称せられている「源氏物語」を完全読破していないとは、もしかしたら日本人として、とっても罪で情けない事ではないかと思う今日この頃だったりします。ちっ(怒った顔)