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2008年06月18日

安蘭けいさん×小池修一郎さん【スカーレット ピンパーネル】

星組【THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)】が、6月20日より宝塚大劇場で公演されますが、英国貴族パーシーを演じる安蘭けいさんは、けいこ中に「もっと自分を解放して自由奔放に演じて欲しい」と、演出家の小池修一郎さんから注文をつけられたそうです。

そのとき、安蘭さんは、ここ最近演じてきた【エル・アルコンー鷹ー】や【赤と黒】の役のダークなキャラクターの口調(内にこもった暗い口調)や雰囲気が、つい癖になっていたことに気付いたのだそうです。シャープで知的で機知に富んだ英国貴族パーシーのイメージには合わない訳ですね。

ところで、小池修一郎さんは、1977年宝塚歌劇団に演出家の助手として入って以来、数々の記憶に残る名作の誕生に携わってきています。例えば1991年の【華麗なるギャツビー】(グレートギャツビー)では、菊田一夫演劇賞を受賞しています。

余談:グレートギャツビーは、2008年9月に月組が日生劇場で公演予定です。私は学生時代に、フィッツジェラルドの原作小説を読んだのですが、その物語のクールな世界観が好きでした。ちなみにフィッツジェラルドの妻はゼルダと言って美しい人だったそうですが、彼女の名前を冠した日本の女性ロックバンドも好きでしたね・・・・・・
 
安蘭けいさんと小池修一郎さんとの本格的な出会いは、1995年の新人公演【JFK】だそうです。この時、安蘭さんは主演。舞台けいこのあとに、小池さんからダメ出しのアドバイスを箇条書きにした「手書きのメモ」を渡されたのだそうです。そして、そのアドバイスを念頭において演じた公演初日のあと、小池さんから「けいことは全然違う。できるじゃないか」と褒められとの事です。

演者の琴線に触れる上手な演出方法・演技指導方法だなあ、と感じます。女性ばかりの演者たちの中に入って、長年にわたって男性が仕事を行うのは、それなりの気配りやテクニックも必要でしょうから。安蘭さんも、小池さんに対して全幅の信頼を寄せているのだそうです。

ところで【スカーレット ピンパーネル】には、作曲担当のフランク・ワイルドホーンさんは「ひとかけらの勇気」と言う楽曲を、新たに書き下ろしています。この楽曲は、安蘭さんの映像にインスピレーションを得て書かれたのだそうです。

日本初上陸のブロードウエー作品とあって、話題と期待が大きく、
安蘭さんも「失敗したくない」と意気込んでいるようです。
そして「新たな境地を開くチャンスだと、楽しみながら演じたい
とも語っています。
 
※讀賣新聞夕刊(6月18日付) インタビュー 

2008年05月10日

2008年度の宝塚歌劇は「フランス革命もの」が目白押しです

星組公演「スカーレット ピンパーネル」は、同名のブロードウエイ・ミュージカル(1997年〜)を、宝塚歌劇としてアレンジした舞台です。同作品は、バロネス・オルツィの原作「紅はこべ」を下敷きに製作されているのですが、1900年代初頭にイギリスで発表・舞台化された「紅はこべ」は、当時より大人気を博し、その後、書籍化や映画・テレビドラマ化がなされており、欧米では人気が高いシリーズ・プログラムのようです。

宝塚歌劇団においても「紅はこべ」は、柴田侑宏氏の脚本・演出で、
これまで2度公演されています。ご存知の方も多いかと思います。
1979年花組(松あきらさん、北原千琴さん、杜けあきさん他)
1995年花組(真矢みきさん、純名里沙さん、愛華みれさん他)※全国ツアー

宝塚歌劇にとっても「紅はこべ」(スカーレット ピンパーネル)の世界は、馴染みが深いのですね。

フランス革命(1789年)が成し遂げられた直後のフランスとイングランドが舞台。王妃マリー・アントワネットをはじめ多くの貴族や聖職者・上流階級の人たちが処刑された、ロベスピエール率いる革命政府の粛清の嵐が吹き荒れていた頃のお話。なんと!ロベスピエール自身も後に処刑されてしまう、とんでもなく混乱・混沌としていた時代の物語です。

紅はこべ(スカーレット ピンパーネル)の紋章がシンボルの、無実の貴族達を救う秘密組織の首謀者的存在、イギリス貴族のパーシー・ブレイクニー
安蘭けいさん)。

パーシーと結婚する、フランス女優にして実は、革命運動に参加していたマルグリット
遠野あすか さん)。

マルグリットとはかつて革命の同士であり、恋人でもあったショーヴラン
柚希礼音さん)。

この3名をメインとした、正義と愛と陰謀とが渦巻くスリルとサスペンス満点の物語に仕上がっているようです。

スカーレット ピンパーネル(THE SCARLET PIMPERNEL)公式サイト
 

革命とは「破壊と創造」。人間の生死・理想をかけたエネルギー&アドレナリン大爆発のドラマが展開され、歴史的に見ると、喜びを手に入れる人もいれば、翻弄・淘汰され滅び去っていく人もいます。美学もあれば醜悪もあります。非情で残酷なエピソードには事欠きません。だからこそ、後世の私たちは様々な思いを馳せ、そして表現者たちの創作のイマジネーションを刺激するのでしょう。

ちなみに「フランス革命」と言えば、ご存知のように「ベルばら」と同じ時代になります。今般の「スカーレット ピンパーネル」は、5月17日からスタートする雪組、花組、星組による全国ツアー公演「ベルサイユのばら 外伝3部作」と連動した公演企画であると言えるのかもしれません。

・5月17日〜6月15日 雪組「外伝 ベルサイユのばら−ジェローデル編」
・9月20日〜10月17日 花組「外伝 ベルサイユのばら−アラン編」
・11月8日〜12月7日 星組「外伝 ベルサイユのばら−ベルナール編」

また今年は、日仏修好通商条約締結150周年を迎え、日仏交流150周年の記念したイベント等が開催されています。2008年度の宝塚歌劇団公演にフランスを舞台にした物語が目立つのは、こういった事とも関係しているのかもしれませんね。


音楽担当者のアメリカ人作曲家のフランク・ワイルドホーンさんが来日し、9日に稽古場を訪れ(稽古初日でした)、安蘭けいさん、遠野あすかさん、柚希礼音さんら星組の面々と対面。歌稽古を聴き、素敵な歌声に感動したとコメント。ワイルドホーンさんは以前、2006年宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」の音楽を担当しています。ヒゲを蓄えたなかなかの巨漢の男性です。

安蘭けいさん
「以前からワイルドホーンさんの作品が好きだったので、実際に歌わせていただけて光栄です」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080510-00000002-dal-ent
ワイルドホーン氏ジェンヌの美声に感動
2008年5月10日9時35分配信 デイリースポーツ

2008年03月28日

星組『スカーレット・ピンパーネル』製作発表

星組の次回公演『スカーレット・ピンパーネル』の製作発表会見が行われました。
1997年にブロードウェイで初演された作品で、宝塚歌劇においては初演となります。

しかし。

『スカーレット・ピンパーネル』の原作は、ハンガリー出身でイギリスで活躍した
作家・、バロネス・オルツィの小説で、
1905年にロンドンで公演された「紅はこべ」であり、

この「紅はこべ」は、1979年に花組が初演しています。
(松あきらさん、北原千琴さん他。北原千琴さんのさよなら公演。)
(65期生 杜けあきさん他の初舞台公演。)

そして、1995年に花組が再演しています(全国ツアー)。
(真矢みきさん、純名里沙さん、愛華みれさん)


つまり、原作は同じなのですが、

1979、1995年に公演された「紅はこべ」は、ロンドン版を下敷きに。

そして今般、

2008年に公演される『スカーレット・ピンパーネル』は、
ブロードウェイ版を下敷きにしているようなのです。


音楽は、『ジキル&ハイド』などで知られているフランク・ワイルドホーン氏。
宝塚とも縁が深く、たとえば、2006年宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」は、
同氏が全曲書下ろししています。
(和央ようかさん&花總まりさんのさよなら公演。第92期生初舞台公演。)

「紅はこべ」において、主役のパーシー役は、
これまで、松あきらさん、真矢みきさんが演じてきましたが、
今回は、もちろん、安蘭けい さんが演じます。

安蘭けいさん
「ワイルドホーンさんの作品に出られて嬉しい。自分は最近悪役が続いていて、
今回は正義感溢れるスーパーヒーローなので、
私のイメージも黒から少しすっきりした色合いになるかなと期待しています」


遠野あすかさん
「歌が大好きなので、今回のような大作ミュージカルに出させていただけることを
嬉しく思います。素敵なお衣裳も着させていただけそうなので、豪華な世界に浸ってみたい」



原作は、フランス革命前夜のイギリスやフランスが舞台となっています。
「ベルサイユのバラ」と、同時期の物語です。
また、アメリカやイギリスでは、これまで何度も映画化・テレビドラマ化が
なされています。この時代の物語は、世界的に人気があるようですね。

今後、宝塚歌劇の「キラーコンテンツ」になるかもしれませんね。
公演は6月20日に宝塚大劇場で幕を開けます。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080327-00000005-pia-ent
(3月27日19時27分配信 @ぴあ)

 

2008年01月06日

安蘭けいさん コメント

お正月より、宝塚大劇場では水夏希さん率いる雪組の公演が、そして、東京宝塚劇場では、星組の「エル・アルコン−鷹−」「レビュー・オルキス−蘭の星−」が公演されています。その星組を率いる安蘭けいさんの最近のインタビューより。

(季節行事について)
「稽古があったり、公演直前だったりして、ここ2、3年はお正月に実家に帰る時間もなくて。本当はもっと、クリスマスにお正月、年末年始気分を味わいたいけれど」

これは、エンタティナー/舞台人の宿命かもしれませんね。

(エル・アルコン−鷹−について)
「お客さまに憎まれるくらいがおもしろい、と追求してきた悪の美学を深め、東京ではワンランクアップした悪を演じたい」

更なる極悪化を目指すそうです。
また「立ち回りも多い冒険活劇」なので、男性にも楽しんでもらえるのではないかとも。

(客席の空気感について)
「『熱気があるな』『今ちょっと引いてるかも』とか、客席の空気はすごく感じる。客席とのキャッチボールが楽しいし、客席と一体になる瞬間が好き」

お客さんの反応をリアルに感じながら芝居をしていく事に、
一番の幸せを感じるそうです。

(組を率いる事について)
「気分転換下手、リラックスするのが下手で、いつでもどこでも役のことを考えていたり、軽く職業病かも」

責任感の強さが現れているコメントです。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/stage/113525/
2008,01/04 17:10

 
 

2008年01月01日

音花ゆり・相武紗季 姉妹

ドラマやテレビCMで大活躍中の相武紗季さんは、
宝塚歌劇団と縁が深い女優・タレントさんです。

彼女自身はタカラジェンヌではありませんが、
宝塚の出身で、3代くらい続く生粋の宝塚っ子。

お母さんは、宝塚歌劇団62期生(1976年〜1981年)の朱穂芽美さん。
そして、お姉さんが87期生で星組・娘役として在籍中の音花ゆりさんです。

音花ゆりさんは、子供の頃から歌が大好きで、宝塚歌劇をよく観に行ってい
たそうです。お母さんと一緒に楽屋へも出入りしていたとか。

小学校高学年の頃から「宝塚コドモアテネ」に通っていたそうです。
お母さんの影響を色濃く受け、幼い頃から舞台への夢を抱いていたのですね。

しかし、「元タカラジェンヌの娘」という周囲のレッテル貼りに反発したの
もあってか、中学生の頃は劇団四季にハマっていた時期もあったそうです。

ところが、久し振りに観劇した宝塚の舞台(一路真輝さんのエリザベート)
に強いインパクトを受けて、「タカラジェンヌDNA」が蘇えり、
真剣に宝塚歌劇を目指すようになったそうです。

相武紗季さんと音花ゆりさんは、姉妹と言われてもピンときません。
よく見比べれば、顔の輪郭や目元や口元そして肌の感覚が似ているような気
がするのですが。両者タイプのちょっと異なる美人ですね。
お母さんを加えて美人親子・・・・と言ったところかな。

姉妹二人とも同じエンターテイメントの世界にいるので、
いつか共演する機会があるかもしれませんね。

音花ゆりさんの画像とインタビュー
 
 
宝塚コドモアテネhttp://www.tms.ac.jp/atene.html
正式には、『宝塚音楽学校付属 コドモアテネ』。
声楽・バレエ・日舞などを指導。
授業は、毎週日曜日の午前かたお昼過ぎまで。
週一回なのですが、制服着用にて通学し授業を受けます。
宝塚音楽学校で、同校の先生が稽古を付けてくれます。
入学資格は、小学4年生〜中学2年生の女の子達。
毎年40名くらいを新規募集しているようです。
宝塚音楽学校のように厳しい試験はありません。
歌や踊りが好きな子は、基本的に入学出来そうですね。
つまり、宝塚音楽学校の「予備校」ではないのです。
もちろん、音花ゆりさんや真矢みきさんのように、
コドモアテネで学んだタカラジェンヌは、幾人も居るようです。